制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | 佐藤奨学会 |
| 種別 | 給付型(返済不要) |
| 対象 | 高等学校・高等専修学校・高等専門学校・大学の学生 |
| 金額 | 月額11,500〜30,500円(校種による) |
| 返済要否 | 不要 |
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
佐藤奨学会は、学業成績が優秀な学生を支援する公益財団法人です。対象は高校生から大学生までと幅広い一方、募集人数の内訳を見ると13名を占める高等専門学校生が事実上の主対象という、他の財団にはない構成になっています。
2026年7月更新: 初版(2026年3月)では「大学学部生対象・月額25,000円・採用数十名」と記載していましたが、公式の募集要項を確認したところ、正しくは「高校〜大学の4校種対象・校種別の月額(大学は30,500円)・採用計18名(大学はわずか1名)」でした。全面的に書き直しています。公式サイトのURLも誤っていたため修正しました。
支給額・支給期間
2026年度奨学生募集要項による校種別の給与月額と募集人数です。
| 校種 | 給与月額 | 募集人数 |
|---|---|---|
| 高等学校 | 11,500円 | 3名 |
| 高等専修学校 | 16,000円 | 1名 |
| 高等専門学校 | 25,000円 | 13名 |
| 大学 | 30,500円 | 1名 |
大学の場合は月額30,500円で、年額では約37万円になります。
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
採用倍率・採用人数
| 項目 | データ |
|---|---|
| 採用人数 | 計18名(高校3・高等専修1・高専13・大学1) |
| 応募人数 | 非公表 |
| 倍率 | 非公表 |
| データ出典 | 佐藤奨学会 2026年度奨学生募集要項 |
このデータについて
募集要項に校種別の募集人数が明記されている。初版で「年間数十名程度」と記載していたのは誤りで、実際は計18名だった。
推定される競争率
大学枠は全国で1名のみで、大学生にとっては極めて狭き門。一方、高専枠は13名と全体の7割を占める。高専生向けの民間給付型は数が少ないため、高専在学者にとっては貴重な選択肢になる(当サイトで調べた中で高専生を主対象とする給付型はこの制度が唯一)。学校長推薦が前提のため、実際の競争は校内選考から始まる。
応募資格・条件
成績要件
学業の成績が優秀であると認められることが条件です。
所得制限
経済的な支援の必要性が考慮されます(具体的な基準額は募集要項で確認してください)。
応募方法
学校推薦制です。在学する学校を通じて学校長の推薦を受けて応募します(個人での直接応募は不可)。
申請方法・スケジュール
- 在学する学校の窓口(担任・奨学金担当)で募集の有無を確認
- 校内選考を経て学校長の推薦を受ける
- 学校を通じて佐藤奨学会へ応募(2026年度は5月11日締切)
- 選考・採用決定後、給与開始
他制度との併用可否
併用の可否は公表資料からは確認できませんでした。学校の窓口または奨学会への確認が必要です。
注意点
- 大学生の枠は年1名です。大学生向けの給付型を探している場合、この制度を軸にするのは現実的ではありません
- 高専生は13名枠と例外的に厚く、高専在学者には検討価値があります
- 学校推薦制のため、まず在学校に推薦枠・応募実績があるかの確認が必要です
出典・公式サイトリンク
出典: 公益財団法人佐藤奨学会(2026年7月調べ)
出典: 2026年度奨学生 募集要項(佐藤奨学会)(2026年7月調べ)
調査ノート
調べたこと
- 対象校種(高校・高等専修・高専・大学の4種)と校種別の給与月額
- 募集人数の内訳(計18名、高専13名が最多・大学1名)
- 応募方法(学校長推薦・2026年度は5月11日締切)
- 公式サイトの正しいURL(www.sato-shogakukai.jp)
調べてみて気づいたこと
- 募集18名のうち13名が高専生という、調べた中で唯一「高専が主役」の構成の財団です。制度概要の「対象: 高校〜大学」という書き方からは全く分からず、募集人数の内訳表を見て初めて性格がつかめました。総枠の小ささだけで流すと、高専生にとっての価値を見落とします
- 当ページの初版は「月額25,000円」を大学生の金額として載せていましたが、これは高専の金額で、大学は30,500円でした。校種別に金額が分かれる制度では「どの行の数字を拾ったか」の確認が欠かせない、という反省が残っています
- 大学枠は全国で1名です。間口の広い対象表記と実際の配分の偏りには大きな落差があり、「対象」欄だけでは制度の実像を判断できない例として印象に残りました
調べられなかったこと
- 所得基準の具体的な金額
- 応募者数・倍率(非公表)
- 支給期間(最短修業年限までか単年度かの明文確認)
- 事業報告書ベースの過去の採用実績推移
更新履歴
- 2026年7月: 全面改訂。初版の「大学学部生対象・月額25,000円・年間数十名」は誤りで、正しくは「高校〜大学の4校種・校種別月額(高専25,000円/大学30,500円)・計18名」。「月額25,000円」は高専の金額を大学のものと取り違えていた。公式サイトURLも「sato-shogakukai.or.jp」(存在しないドメイン)から「sato-shogakukai.jp」に修正