制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | アイザワ記念育英財団 |
| 種別 | 給付型(返済不要) |
| 対象 | 対象校の大学2年以上・大学院生(留学生含む) |
| 金額 | 月額35,000円(学部)/ 50,000円(大学院) |
| 返済要否 | 不要 |
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
アイザワ記念育英財団は1991年(平成3年)3月に設立された公益財団法人です(2010年に公益財団法人へ移行)。学業優秀かつ品行方正でありながら経済的理由により修学が困難な大学生・大学院生(日本人学生及び外国人留学生)に給付型奨学金を提供しています。対象校(2026年度は35校)を通じた推薦制で、個人からの直接応募はできません。
支給額・支給期間
- 学部生(大学生奨学金): 月額3.5万円(35,000円・通学状況に関わらず一律)、年額42万円
- 大学院生(大学院生奨学金): 月額5万円(50,000円・通学状況に関わらず一律)、年額60万円
- 期間: 在籍する学部・課程の最短修業年限まで(毎年の継続審査あり)
※ 掲載金額は調査時点のものです。2026年度に増額されており(学部3万円→3.5万円、大学院4.5万円→5万円)、年度により変更される場合があります。
採用倍率・採用人数
| 項目 | データ |
|---|---|
| 募集人数 | 18名(2026年度: 大学生15名・大学院生3名) |
| 2025年度実績 | 新規34名(大学生27名・大学院生7名)、給付総数45名 |
| 応募人数 | 非公表 |
| 倍率 | 非公表 |
| データ出典 | アイザワ記念育英財団 奨学金概要 |
このデータについて
2026年度の公式の募集人数は「大学生15名(30校に対して募集)・大学院生3名(5校に対して募集)」です。一方、2025年度事業報告書によると2025年度の新規採用は34名(大学生27名・大学院生7名)で、2026年度は募集枠が大幅に縮小されています(金額は逆に増額)。応募者数は非公表です。
推定される競争率
対象校(2026年度35校が公式PDFで公表)からの推薦制で、大学生枠は30校に対して15名、大学院生枠は5校に対して3名の募集です。各校の学内推薦を獲得するまでの選考が事実上の第一関門になります。応募者数は非公表のため倍率は算定できません。
応募資格・条件
成績要件
「学業の成績が優秀である者」が出願資格です。具体的なGPA基準は公表されていませんが、対象校からの推薦を得る必要があるため、一定以上の成績が求められます。
所得制限
「学資の支弁が困難である者」が出願資格に含まれています。具体的な所得基準額は公表されていません。
その他の条件
- 対象校の大学2年生以上または大学院1年生以上であること
- 日本人学生および外国人留学生が対象(同一制度。国籍による別枠はありません)
- 対象校を通じた推薦制(個人での直接応募は不可)
- 対象校(2026年度・35校): 北海道大学、東北大学、岩手大学、福島大学、新潟大学、群馬大学、筑波大学、千葉大学、東京大学、東京学芸大学、東京科学大学、東京外国語大学、一橋大学、お茶の水女子大学、横浜国立大学、静岡大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、和歌山大学、神戸大学、広島大学、山口大学、九州大学、熊本大学、大阪公立大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、立教大学、中央大学、明治大学、東京理科大学、法政大学、同志社大学
申請方法・スケジュール
- 財団から対象校に募集要項が送付される(毎年4月上旬までに対象校の学生課へ)
- 各大学の学生課で応募書類を入手
- 大学を通じて応募(2026年度の出願時期は3月24日〜5月11日)
- 書類選考
- 面接選考
- 採用決定
※ 2026年度の新規奨学生採用は終了しています(2026年6月9日に採用終了を告知)。
他制度との併用可否
併給は民間1団体に限り可です。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金、各大学の授業料減免、外国人留学生に対する派遣国からの奨学金は併給できます。ただし、JASSO奨学金と大学の授業料免除を両方受けている場合は併給できません。
注意点
- 対象校制のため、自分の大学が対象かどうかを学生課で確認する必要があります(対象校一覧は公式サイトのPDFで公表されています)
- 個人での直接応募はできません
- 面接選考があります
- 2026年度は募集人数が18名と、2025年度実績(新規34名)から縮小されました。一方で月額は増額されています
- 継続支給が可能ですが、毎年の審査があります
- 外国人留学生も同一制度の対象です
出典・公式サイトリンク
出典: アイザワ記念育英財団 奨学金概要(2026年7月調べ) 出典: アイザワ記念育英財団 2026年度対象校一覧(PDF)(2026年7月調べ) 出典: アイザワ記念育英財団 法人案内(2026年7月調べ)
調査ノート
調べたこと
- 財団の設立(1991年=平成3年3月1日設立、2010年=平成22年9月1日に公益財団法人へ移行。代表者は水野晃氏)
- 制度の正式区分(「大学生奨学金」「大学院生奨学金」の2区分)
- 給付額の増額(2026年度から学部3.5万円・大学院5万円の一律支給。従来は3万円・4.5万円)
- 対象校35校の全一覧(2026年度・公式PDFで公表)
- 外国人留学生も同一制度の対象であること(目的規定・併給注記で確認)
- 併給ルール(民間1団体に限り可。JASSO・授業料減免・派遣国奨学金は可、JASSO+授業料免除の組み合わせは不可)
- 2025年度の採用実績(新規34名・給付総数45名)と2026年度の募集縮小(18名)
- 出願時期(2026年度は3月24日〜5月11日)
調べてみて気づいたこと
- 2026年度は募集人数が18名と前年実績(新規34名)から半減する一方で、月額は学部3.5万円・大学院5万円へ増額されています。「何名採る予定か」は募集要項、「実際に何名採ったか」は事業報告書と、別々の資料を見比べて初めて人数と金額の入れ替わりが見えました
- 併給ルールは「民間1団体に限り可」に加えて「JASSO奨学金と大学の授業料免除を両方受けている場合は併給不可」という細かい条件付きでした。JASSOとの併用可否だけ確認して安心すると見落とす組み合わせです
- 対象校35校の一覧が公式PDFでそのまま公表されているため、自分の大学が対象かどうかを学生課に行く前に確認できます。指定校制の制度を調べるとき、この公開度の差は実際に調べる側になると効いてきます
調べられなかったこと
- 具体的な所得基準額・成績基準値
- 応募者数・採用倍率の推移
- 面接で確認される内容の詳細
- 大学生枠30校・大学院生枠5校の内訳(どの大学が院枠対象か)
- アイザワ証券グループとの関係
※ 本ページは2026年7月22日に公式一次資料(奨学金概要・対象校一覧PDF・法人案内・事業報告書)で全面再検証済みです。過去に掲載していた金額(学部3万円・大学院4.5万円)は旧年度の情報、「対象校リスト非公表」「日本人学生限定」は誤りでした。お詫びして訂正します。