制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | キーエンス財団 |
| 種別 | 給付型(返済不要) |
| 対象 | 大学新1年生(日本国内の4年制大学・全学部) |
| 金額 | 月額120,000円 |
| 返済要否 | 不要 |
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
キーエンス財団はセンサー大手キーエンスの社会貢献事業として2018年に設立された公益財団法人です。月額12万円(4年間で総額576万円)という民間財団で最高水準の給付額と、1500名程度という民間最大級の募集人数が特徴です。財団ホームページからの直接応募で、大学の推薦は不要です。
支給額・支給期間
- 金額: 月額12万円(120,000円)
- 年額換算: 144万円
- 期間: 大学1年生からの4年間
- 4年間合計: 総額576万円(公式明記)
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
採用倍率・採用人数
| 項目 | データ |
|---|---|
| 採用人数 | 1,555名(2026年度実績・全国132大学) |
| 募集人数 | 1500名程度(2027年4月入学予定者) |
| 応募人数 | 非公表 |
| 倍率 | 非公表 |
| データ出典 | キーエンス財団 給付型奨学金(大学新1年生対象) |
このデータについて
財団公式サイトのお知らせ欄に「2026年度1555名の採用を決定しました。(全国132大学)」(2026年6月8日付)と実績値が公表されている。募集要項には「募集人数 1500名程度」と明記。給付型奨学金の採用人数として民間財団では突出した規模で、日揮実吉奨学会(395名・年1回給付)を大きく上回る。
推定される競争率
個人応募制(大学推薦不要)のため応募母数が大きくなりやすい構造だが、応募者数は非公表のため倍率は算定できない。採用1,500名超という規模は民間給付型では他に例がなく、「狭き門の高額給付」という民間財団の一般的傾向とは異なる位置づけにある。
応募資格・条件
成績要件
応募時点での成績基準は公表されていません。選考では学業成績・経済的な状況・小論文等を基に総合的に判断されます。
所得制限
応募にあたっての所得制限はありません。公式募集要項に「世帯の所得金額は選考基準の一つではありますが、応募に当たっては所得による制限はありません」と明記されています(選考では経済状況が考慮されます)。
その他の条件
- 日本国内の4年制大学に2027年4月に入学する新1年生(学部は文系・理系を問わない)
- 募集年度の4月1日現在、20歳以下であること(浪人経験者も年齢条件内なら応募可)
- 財団ホームページからの直接応募(高校・大学を通じての推薦応募ではない)
申請方法・スケジュール
- キーエンス財団の公式サイトで募集要項を確認
- 財団ホームページからWeb応募(2027年度入学者: 2027年2月1日〜4月2日)
- 選考(学業成績・経済状況・小論文等による総合選考)
- 採用決定・奨学金支給開始(大学入学後)
※ 2026年度の募集は終了済み(2026年4月3日締切)。次回は2027年2月開始予定です。
他制度との併用可否
公式募集要項に併用規定が明記されています。
- 貸与型奨学金: 併用可
- 返済不要の給付型奨学金: 併用不可(ただし海外留学支援の奨学金は併用可)
- 授業料等減免制度(国の修学支援新制度等): 併用可
注意点
- 対象は大学新1年生のみで、在学中(2年生以降)からこの給付型奨学金には応募できません
- 在学生には別制度「応援給付金」があります(30万円一括給付・募集5000名・新2〜4年生対象・家計基準なし。2026年度は5,141名採用/全国204大学)
- 2026年度から大学院(修士課程)新1年生向けの給付型奨学金も開始(月額12万円・2年間・100名募集・応募期間2026年10月1日〜11月13日)
- 大学4年生向けには貸与奨学金の返還支援制度あり(JASSO第一種・第二種の返還総額の50%を代理返還・400名募集)
- 給付型奨学金は他の給付型と併用できないため、複数の給付型に合格した場合は選択が必要です
出典・公式サイトリンク
出典: 公益財団法人キーエンス財団(2026年7月調べ) 出典: 給付型奨学金(大学新1年生対象)募集要項(2026年7月調べ)
調査ノート
調べたこと
- 給付額の現行値(月額12万円・4年間総額576万円)と募集人数(1500名程度)を公式募集要項で確認
- 2026年度の採用実績(1,555名・全国132大学)を公式お知らせで確認
- 所得制限の正確な位置づけ(応募制限なし・選考基準の一つ)
- 併用規定(貸与可/給付不可/減免可)
- 応募資格の年齢条件(募集年度4月1日現在20歳以下)
- 財団の4制度体制(給付型・応援給付金・大学院給付型・返還支援)
調べてみて気づいたこと
- 「民間の給付型は狭き門」という通念がこの財団には当てはまりません。月額12万円で採用1,555名(2026年度・全国132大学)という規模は、当サイトで調べた民間給付型の中で桁が一つ違います。しかも大学推薦不要のWeb直接応募で、入口も最大級に広い設計です
- 「応募に当たっては所得による制限はありません」と「世帯の所得金額は選考基準の一つ」が同じ要項に併記されています。応募資格としての所得制限と、選考で考慮される経済状況は別物で、ここを雑に読むと「所得制限なし=経済状況不問」と誤解しかねません
- 新1年生向け給付型を逃しても、新2〜4年生向けの「応援給付金」(30万円一括・募集5000名)、大学院向け給付型、4年生向けの返還支援と、学年ごとに別制度が用意されています。制度単体ではなく財団全体をひとつの地図として見る必要がありました
調べられなかったこと
- 公式の応募者数・倍率(採用実績のみ公表)
- 選考の詳細な配点・基準(総合選考としか公表されていない)
更新履歴
- 2026年7月22日: 公式サイトを直接確認し全面更新。旧記載の「月額8万円・年間約500名」は公式現行値の「月額12万円・募集1500名程度」に訂正(給付額・規模とも旧情報のまま公開していたことをお詫びします)。所得制限の記述も「あり」から「応募制限なし(選考で考慮)」に訂正。