制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | マブチ国際育英財団 |
| 種別 | 給付型(返済不要) |
| 対象 | アジア諸国(日本含む)の国籍を有する大学学部1〜2年生 |
| 金額 | 月額100,000円+入学一時金300,000円(新入生のみ) |
| 返済要否 | 不要 |
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
マブチ国際育英財団は、マブチモーター株式会社の創業者・馬渕隆一氏が個人資産を拠出して2005年3月に設立した公益財団法人です(2012年に公益財団法人として認定)。アジア諸国の国籍(日本国籍を含む)を有し日本に在住する、指定49大学の学部1・2年生を対象に月額10万円の給付型奨学金を提供しています。累計採用は710人・27か国に達しています(2026年6月現在)。
支給額・支給期間
- 月額: 10万円(100,000円)、年額120万円
- 入学一時金: 300,000円(2026年4月入学者のみ)
- 期間: 1年間(4月〜翌3月)。条件を満たし財団が認定した者には引き続き支給
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
採用倍率・採用人数
| 項目 | データ |
|---|---|
| 募集人数 | 15人程度(2026年度) |
| 累計採用者数 | 710人・27か国(2026年6月現在) |
| 応募人数 | 非公表 |
| 倍率 | 非公表 |
| データ出典 | マブチ国際育英財団 募集要項 |
このデータについて
公式の募集要項に「募集人数 15人程度」と明記されています(2025年度・2026年度とも同じ)。財団概要ページでは国内の給付型奨学金の累計実績として「累計採用人数 710人・累計採用国数 27ヶ国」(2026年6月現在)が公表されており、実績数値の更新が続いています。海外事業は別枠で、ベトナム492人・モンゴル356人(貸与型還流式奨学金)、マレーシア4名(給付型)の累計実績が公表されています。
推定される競争率
指定49大学の学部1〜2年生限定で、GPA2.5以上+世帯収入600万円未満+アジア国籍+在籍大学の推薦という条件設定です。月額10万円+入学一時金30万円という給付額の魅力があり、条件を満たす層の応募は集中しやすい構造ですが、応募者数は非公表のため倍率は算定できません。
応募資格・条件
成績要件
- 学部2年生: GPA採用大学はGPA2.5以上、GPA非採用大学は成績評価の科目平均3.5以上相当(2年生は全員1年次の成績証明書を提出)
- 学部1年生: 募集要項に成績の数値基準の記載はありません
所得制限
経済的に困窮し就学困難な者(世帯収入600万円未満)が対象です。
その他の条件
- アジア諸国の国籍(日本国籍を含む)を有し、日本に在住していること
- 指定49大学(国立33・公立5・私立11)の正規学部の1・2年生であること
- 在籍大学の推薦を受けられる者(2次選考で大学の奨学金管理部門が確認印を捺印した推薦書の提出が必要)
- 大学の勉学に必要な日本語能力(概ねN2以上)を有すること
申請方法・スケジュール
- 財団公式サイトのWebフォームから応募(例年3月上旬〜4月中旬。2026年度は3月2日〜4月12日)
- 1次選考
- 1次選考通過者は2次選考書類を郵送(推薦書・課題作文等はこの段階で提出)
- 面接による最終選考(財団にて実施)
- 採用決定・認定式
※ 2026年度(2026年4月開始分)の募集は終了しています。
他制度との併用可否
民間の奨学金との併給は不可です(併願は可能)。併給が認められるのは次の4類型で、いずれも月額5万円まで(超える場合は超過分が減額されます)。
- 文部科学省の高等教育の修学支援新制度
- 文部科学省の外国人留学生学習奨励費
- 地方自治体による給付型奨学金のうち併給を認めているもの
- 大学による給付型奨学金等のうち併給を認めているもの
授業料減免は併給調整の対象外です。貸与型奨学金の利用は可能です。
注意点
- 応募手続きはWebから本人が行いますが、在籍大学の推薦(推薦書)が必要です。応募前に大学の奨学金窓口に相談してください
- 指定49大学の学生のみが対象のため、事前に公式サイトの募集要項で対象大学を確認してください
- 2次選考の書類提出と面接選考があるため、応募から採用決定まで段階が多い制度です
- 支給期間は原則1年間ですが、条件を満たし財団が認定すれば継続されます
- 入学一時金30万円は2026年4月入学者(新入生)のみが対象です
- 海外(ベトナム・モンゴル)での貸与型還流式奨学金、マレーシアでの給付型奨学金も運営しています
出典・公式サイトリンク
出典: マブチ国際育英財団 募集要項(2026年7月調べ) 出典: マブチ国際育英財団 応募から認定までの流れ(2026年7月調べ) 出典: マブチ国際育英財団 財団の概要(2026年7月調べ)
調査ノート
調べたこと
- マブチ国際育英財団の設立経緯(2005年3月15日、マブチモーター創業者・馬渕隆一氏の個人資産拠出。2012年4月公益財団法人認定)
- 給付額(月額100,000円+入学一時金300,000円=2026年4月入学者のみ)
- 応募に在籍大学の推薦が必要なこと(応募資格に明記。2次選考で大学確認印付きの推薦書を提出)
- 指定大学数(49大学=国立33・公立5・私立11。募集要項に全校名掲載)
- 成績基準(2年生: GPA2.5以上または科目平均3.5相当。1年生の数値基準は記載なし)
- 所得制限(世帯収入600万円未満)
- 選考フロー(Web応募→1次選考→2次選考書類郵送→面接による最終選考→認定式)
- 併給ルール(民間不可。修学支援新制度・学習奨励費・自治体/大学の給付型のうち併給可のものを月5万円まで。授業料減免は調整対象外)
- 累計実績(710人・27か国=2026年6月現在。海外はベトナム492人・モンゴル356人・マレーシア4名)
調べてみて気づいたこと
- 応募はWebフォームから本人が行うのに、2次選考では大学の確認印付き推薦書が必須という「入口は個人・関門は大学」の設計です。当サイトも一度「大学推薦不要」と誤記して訂正した経緯があり、応募フローを最後の段階まで追わないと応募方式を取り違える典型例でした
- 財団名の「国際」から留学生向けと思われがちですが、対象は「アジア諸国の国籍」で日本国籍も明記されています。名前の印象だけで自分は対象外と判断して素通りするのはもったいない制度です
- 併給ルールは「民間は不可、公的・大学系の4類型のみ可、それも月5万円まで、ただし授業料減免は調整対象外」と多段階でした。併用可否を○×の一覧で整理しようとすると、この財団は1マスに収まりません
調べられなかったこと
- 日本人学生と留学生の採用比率
- 応募者数・採用倍率
- 継続認定の具体的な審査基準
※ 本ページは2026年7月22日に公式一次資料(募集要項・応募の流れ・財団概要・FAQ)で全面再検証済みです。