制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | 日本国際教育支援協会(JEES) |
| 種別 | 給付型(返済不要) |
| 対象 | 主に私費外国人留学生(日本人が応募できる本体プログラムは限定的) |
| 金額 | 月額5万円(本体4プログラム・令和8年度) |
| 返済要否 | 不要 |
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
日本国際教育支援協会(JEES)は1957年に設立された公益財団法人です(前身は財団法人日本国際教育協会。2004年に現名称となり、2012年に公益財団法人化)。日本学生支援機構(JASSO)とは別組織で、独自の給付型奨学金を複数運営しています。
重要な点として、JEES本体の奨学金プログラムは私費外国人留学生を対象とするものが中心です。日本人の学部生が応募できる本体プログラムは、事実上「JEES日本語教育普及奨学金」(日本語教育能力検定試験の合格者限定・国籍の指定なし)のみです。日本人学生はこのほか、大学院生向けの「JEES・ユネスコ研修プログラム奨学金」や、冠奨学金の一部(日本人対象カテゴリ)に応募できる可能性があります。
プログラム構成
| プログラム | 主な対象 |
|---|---|
| JEES留学生奨学金(修学) | 私費外国人留学生(学部2年以上・大学院・高専4年以上) |
| JEES留学生奨学金(少数受入国) | 私費外国人留学生 |
| JEES日本語修学支援奨学金 | 私費外国人留学生(日本語能力試験N1/N2の成績優秀者) |
| JEES日本語教育普及奨学金 | 国籍の指定なし。日本語教育能力検定試験の合格者 |
| JEES・ユネスコ研修プログラム奨学金 | 日本人大学院生(ユネスコ研修参加者・認定大学の推薦) |
| 冠奨学金 | 外国人留学生および日本人学生(制度により異なる) |
本体4プログラム(修学/少数受入国/日本語修学支援/日本語教育普及)のうち、日本人学生が応募できるのは日本語教育普及奨学金のみです。冠奨学金は「留学生対象」「留学生及び日本人対象」「日本人対象」の3カテゴリに分かれており、企業・個人の寄附を原資とした多数の制度があります。
支給額・支給期間
- 本体4プログラム: 月額5万円(令和8年度。令和7年度採用者は月額4万円)、年額換算60万円
- 期間: 本体4プログラムとも最長2年間
- JEES・ユネスコ研修プログラム奨学金: 月額10万円+渡航支度金(アジア地域15万円/その他の地域25万円)、期間6〜12か月
- 冠奨学金: 寄附者の意向により金額・期間はさまざま
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
応募資格・条件
成績要件
学業成績が優秀であることが求められます。具体的な基準はプログラムにより異なります。
所得制限
公式の各プログラムページには所得基準の明記はなく、要件は学業成績やボランティア・国際交流活動の実績などが中心です(募集要項レベルでの有無は未確認。調査ノート参照)。
その他の条件
- 応募は在籍大学(学校)経由の推薦に限られます。協会は「学生から本協会への直接のご応募…は受け付けておりません」と明記しています
- プログラムごとに国籍・在留資格・対象課程・検定合格などの要件があります(上のプログラム構成を参照)
申請方法・スケジュール
- 在籍大学の奨学金担当窓口で、対象プログラムの学内募集を確認
- 大学内で推薦候補者として選考
- 大学からJEESへ推薦・書類提出
- JEESによる選考
- 採用決定・支給開始
令和8(2026)年度の実績では、留学生奨学金(修学/少数受入国)が2026年4月16日募集開始・5月20日提出期限、日本語修学支援奨学金と日本語教育普及奨学金が6月2日提出期限でした(いずれも大学経由。令和8年度分の募集は終了しています)。
他制度との併用可否
制度ごとに併用の可否が異なります。各プログラム・各冠奨学金の募集要項を確認してください。
注意点
- JEESはJASSOとは別組織です(名称が似ているため混同に注意)
- 「日本人の大学生向けの給付型」を探してこのページにたどり着いた場合、本体プログラムで応募できるのは日本語教育能力検定試験の合格者限定の「日本語教育普及奨学金」だけです。冠奨学金の「日本人対象」カテゴリもあわせて確認してください
- 応募は大学経由のみで、学生本人からの直接応募はできません。まず大学の奨学金窓口に確認してください
出典・公式サイトリンク
出典: 公益財団法人日本国際教育支援協会 奨学金事業(2026年7月調べ)
出典: JEES 冠奨学金(2026年7月調べ)
調査ノート
調べたこと
- 制度構成(本体4プログラム+JEES・ユネスコ研修プログラム奨学金+冠奨学金)と、それぞれの対象
- 令和8年度の支給月額(本体4プログラムは一律5万円。令和7年度採用者は4万円の経過扱い)と支給期間(最長2年間)
- 応募経路(大学経由のみ・直接応募不可)と令和8年度の募集スケジュール
- 設立の経緯(1957年設立。前身は財団法人日本国際教育協会、2004年に現名称、2012年に公益財団法人化)
調べてみて気づいたこと
- 旧版のこのページは、日本人学部生が普通に応募できる給付型のように読める書き方になっていましたが、実際にはJEES本体のプログラムは私費外国人留学生対象が中心でした。日本人が応募できる本体枠は日本語教育普及奨学金(日本語教育能力検定試験合格者限定)のみで、「JEES=日本人向け給付型」という理解のまま大学窓口に問い合わせる前に、対象プログラムの確認が必要です
- 採用人数は公式ページに記載が見当たらなかったため、採用倍率データは掲載していません
調べられなかったこと
- 所得基準の有無(公式の各プログラムページには明記がなく、募集要項PDFレベルでは未確認)
- 各プログラム・各冠奨学金の採用人数
- 冠奨学金の完全なリストと各制度の金額・条件
更新履歴
- 2026年7月22日: 公式サイトを確認し訂正(旧記載: 大学学部生・大学院生を対象とした給付型で月額4万〜5万円、期間1年〜最短修業年限、所得基準あり → 正: 本体プログラムは私費外国人留学生対象が中心で、日本人学部生が応募できる本体枠は日本語教育普及奨学金のみ。令和8年度は本体4プログラムとも月額5万円・最長2年間。所得基準は公式ページに明記なし)。プログラム構成の一覧・JEES・ユネスコ研修プログラム奨学金(日本人大学院生対象、月額10万円+渡航支度金)・令和8年度の募集実績を追記