制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | 伊藤謝恩育英財団 |
| 種別 | 給付型(返済不要) |
| 対象 | 高校3年生(指定大学への進学を予定する者・予約型) |
| 金額 | 月額70,000円 + 入学一時金400,000円 |
| 返済要否 | 不要 |
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
伊藤謝恩育英財団は、セブン&アイ・ホールディングス(イトーヨーカドー)の創業者・伊藤雅俊氏が設立した公益財団法人です。大学進学前の高校3年生が応募する予約型の給付奨学金で、財団の指定する大学に進学した場合に支給が始まります。家計収入による応募制限を設けていない点が大きな特徴です。
2026年7月更新: 初版(2026年3月)では「大学1年生対象・月額5万円・大学推薦制・所得制限あり」と記載していましたが、公式サイトの募集要項を確認したところ、正しくは「高校3年時応募の予約型・月額7万円+入学一時金40万円・所得制限なし」でした。公式サイトのURLも誤っていたため、あわせて全面的に修正しました。
支給額・支給期間
- 月額: 7万円(70,000円)、年額84万円
- 入学一時金: 40万円(400,000円、入学後に給付)
- 期間: 大学の正規の最短修業年限(4年制で4年間)
- 4年間合計の目安: 約376万円(月額7万円×48か月 + 一時金40万円)
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
採用倍率・採用人数
| 項目 | データ |
|---|---|
| 採用人数 | 40名(2027年度奨学生募集) |
| 応募人数 | 非公表 |
| 倍率 | 非公表 |
| データ出典 | 伊藤謝恩育英財団 奨学生募集要項 |
このデータについて
募集要項に「40名」と明記されているため、確定値として扱っている(初版で「約50名」と記載していたのは誤りだった)。応募者数・倍率は公表されていない。
推定される競争率
応募には高校2年時の評定平均3.8以上という比較的高い成績基準があり、さらに進学先が指定大学(国公私立あわせて約40校)に限られる。応募の母数は「指定大学を狙える成績上位の高校生」に絞られるため、単純な応募倍率よりも、この基準を満たした上での40名枠という規模感で捉える方が実態に近いと考えられる。
応募資格・条件
対象者
- 高等学校第3学年に在籍する満19歳未満の者(留学経験者は満20歳未満)
- 財団の指定大学に翌年4月に進学を予定していること
指定大学は国立28校・公立4校・私立9校(募集要項に明記。東京大学・京都大学などの国立大学と、早慶などの私立大学が中心)。
成績要件
- 高校2年時の評定平均3.8以上(小数点以下第2位四捨五入)
所得制限
家計収入による応募の規制はありません。 ただし、奨学金を学費として必要とすることが応募の前提とされています。
申請方法・スケジュール
- 高校3年の春頃(例年5月中旬締切)に応募
- 財団による選考(書類等)
- 採用候補者として内定
- 指定大学への進学を確認後、正式採用・支給開始(入学一時金は入学後に給付)
応募手続きの詳細(Web応募か学校経由か等)は、年度の募集要項で確認してください。
他制度との併用可否
他の奨学金との併用可否は財団の規定によります。年度の募集要項・FAQで確認してください。
注意点
- 応募できるのは高校3年時のみです。大学入学後に新規応募することはできません
- 指定大学以外に進学した場合は支給されません
- 採用候補になっても、進学先が確定するまでは支給は始まりません
- 所得制限を設けない代わりに、評定平均3.8以上という成績基準と指定大学への進学が条件です。「経済状況より学力で選ぶ」タイプの財団といえます
- 月額7万円+一時金40万円(4年間で約376万円)は、当サイトで調べた高校時予約型の中では最高水準です
出典・公式サイトリンク
出典: 公益財団法人伊藤謝恩育英財団(2026年7月調べ)
出典: 2027年度奨学生 募集要項(伊藤謝恩育英財団)(2026年7月調べ)
調査ノート
調べたこと
- 制度の正確な内容(高校3年時応募の予約型・月額70,000円・入学一時金400,000円・採用40名)
- 成績基準(高2評定平均3.8以上)と所得制限がないこと
- 指定大学制であること(国立28・公立4・私立9校)
- 公式サイトの正しいURL(www.ito-foundation.or.jp)
調べてみて気づいたこと
- 当ページの初版は、存在しないドメインを公式サイトとして載せるという恥ずかしい誤りをしていました(正しくは ito-foundation.or.jp)。検索結果に二次情報のまとめが多く並ぶ財団で、一次資料にたどり着かないまま書くとどうなるかの見本のような失敗でした
- 指定大学約40校の内訳は国立28・公立4・私立9と、国公立に大きく偏っています。学費の高い私立の方が奨学金の必要額は大きいはずなので、少し意外な構成でした
- 月額7万円+一時金40万円という高校時予約型で最高水準の内容に対して、他の給付型との併用可否の明文規定は公式資料から見つかりませんでした。金額・成績基準は明快な一方、「他制度と組み合わせて使う」ための情報は薄く、内定後に財団へ確認が必要な部分が残ります
調べられなかったこと
- 応募手続きの具体的な方式(個人でのWeb応募か、高校経由か)
- 年度別の応募者数・倍率
- 他の給付型奨学金との併用可否の明文規定
更新履歴
- 2026年7月31日: 提供元ページを本ページに統合し、選考方針の性格づけ(学力重視・所得制限なし)と高校時予約型の中での水準比較を注意点に追記
- 2026年7月: 全面改訂。初版の「大学1年生対象・月額5万円・大学推薦制・所得制限あり・採用約50名」はいずれも誤りで、正しくは「高校3年時応募の予約型・月額7万円+一時金40万円・所得制限なし・採用40名」。公式サイトURLも「itoh-shaon.or.jp」(存在しないドメイン)を記載していたため「ito-foundation.or.jp」に修正。初版の調査が公式サイトにアクセスできないまま二次情報に依拠していたことが原因で、公式の募集要項に基づいて書き直した