制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | 本庄国際奨学財団 |
| 種別 | 給付型(返済不要) |
| 対象 | 大学院生(修士・博士課程) |
| 金額 | 月額18万〜23万円(支給期間別の選択制) |
| 返済要否 | 不要 |
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
本庄国際奨学財団は1996年12月に設立された公益財団法人です。創立者は伊藤園の創業者(1959年早稲田大学第一法学部卒)で、公式サイトによれば個人資産を投じて財団を設立しました。財団名は創立者の姓(本庄)に由来します。日本人・外国人を問わず大学院生を対象とした給付型奨学金を運営しており、民間財団の中でもトップクラスの支給額が特徴です。
支給額・支給期間
支給額は課程別ではなく、支給期間別の選択制です。次の3区分から応募時に選択し、支給開始後の変更はできません。
| 区分 | 月額 | 支給期間 |
|---|---|---|
| (1) | 23万円 | 1〜2年間 |
| (2) | 21万円 | 3年間 |
| (3) | 18万円 | 4〜5年間 |
- 年額換算: 23万円区分で276万円、21万円区分で252万円、18万円区分で216万円
- 別途支給: 国際学会出席費用の支給あり
- 期間の上限: 最終目標学位取得までの最短年限(最長5年の区分あり)
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
採用倍率・採用人数
| 項目 | データ |
|---|---|
| 採用人数 | 6名(2025年度の新規採用実績。募集要項上は「若干名」) |
| 応募人数 | 216名(2025年度) |
| 倍率 | 非公表 |
| データ出典 | 本庄国際奨学財団 統計ページ |
このデータについて
募集要項の採用予定は「若干名」とのみ記載されていますが、公式の統計ページに年度別の実績が公表されています。新規採用数は2022年度5名(応募275名)、2023年度5名(応募280名)、2024年度3名(応募232名)、2025年度6名(応募216名)でした。
推定される競争率
2025年度は応募216名に対して新規採用6名で、単純計算では約36倍になります。過去4年間はいずれも応募200名超・採用一桁で推移しており、公表データから確認できる範囲では民間財団の中でも特に採用者数の少ない制度です(倍率の公式公表はありません)。
応募資格・条件
成績要件
募集要項に評定平均やGPAといった成績の数値基準は示されていません。研究計画書・研究紹介動画などの提出書類と面接により選考されます。
所得制限
所得制限はありません。経済的条件に関わらず応募可能です。
その他の条件
- 日本国内の大学院に在学中または進学予定の者(専門職大学院は原則対象外)
- 年齢要件: 博士課程は入学時35歳以下、修士課程は入学時30歳以下
- 個人での応募が可能(指導教授の推薦書1通が必要)
- 外国人留学生も対象(本ページでは日本人学生の条件を中心に記載)
- 人文科学、社会科学、自然科学、学際分野が対象
- 就職している者やアルバイトは原則不可(TA・RA等を除く)
申請方法・スケジュール
- 応募期間: 9月1日〜10月31日
- オンライン申請システムから申請(研究紹介動画〔2分以内〕の提出が必須)
- 指導教授の推薦書1通を提出
- 一次選考(書類審査): 結果通知は1月31日まで
- 二次選考(面接): 2月上旬
- 最終決定: 3月31日
他制度との併用可否
日本学術振興会特別研究員とJSTフェローシップを除き、他の奨学金との併用(受給)はできません。
注意点
- 支給区分(月額・期間)は支給開始後に変更できません
- 就職・アルバイトは原則不可です(TA・RA等を除く)
- 年4回の面談と財団行事への参加義務があります
- 専門職大学院は原則対象外です
出典・公式サイトリンク
出典: 本庄国際奨学財団 奨学金ページ(大学院)(2026年7月調べ)
出典: 本庄国際奨学財団 2026年度募集要項(PDF)(2026年7月調べ)
出典: 本庄国際奨学財団 統計(2026年7月調べ)
出典: 本庄国際奨学財団 創立者について(2026年7月調べ)
調査ノート
調べたこと
- 支給額の仕組み(課程別ではなく支給期間別の選択制: 23万円×1〜2年/21万円×3年/18万円×4〜5年)
- 国際学会出席費用の別途支給があること
- 年度別の応募数・新規採用数(公式統計ページ: 2022〜2025年度)
- 年齢要件(博士は入学時35歳以下、修士は入学時30歳以下)
- 併用制限(学振特別研究員・JSTフェローシップ以外は受給不可)
- 応募方法(オンライン申請システム、研究紹介動画2分以内が必須、指導教授推薦書1通)
- 設立経緯(1996年12月、創立者は伊藤園創業者。財団名は創立者の姓に由来)
調べてみて気づいたこと
- 支給額が修士/博士の課程別ではなく「支給期間別の選択制」でした。長く受け取るほど月額が下がる設計(23万円×1〜2年〜18万円×4〜5年)で、応募時に区分を選ぶと開始後は変更できません。金額の前に「何年で学位を取るか」の計画を問う、調べた中では他に見ない仕組みです
- 募集要項の採用予定は「若干名」としか書かれていませんが、公式の統計ページまで見ると応募200名超・採用一桁が4年続いていることが分かります(2025年度は応募216名・新規6名)。「若干名」の実像は要項の外にあった、という調べ方の教訓になった制度です
- 就職・アルバイト原則不可(TA・RA等を除く)・年4回の面談・他奨学金との併用不可という条件は、月18万〜23万円という金額とセットで読むと「研究専念の生活費を丸ごと持つ代わりに拘束も強い」設計だと分かります。金額単体の比較では見えない性格でした
調べられなかったこと
- 新規採用数の日本人・外国人別の内訳
- 月額区分(23万/21万/18万円)ごとの選択実績
- 面接の実施形式(対面・オンラインの別)
更新履歴
- 2026年7月22日: 公式サイト・2026年度募集要項・統計ページを確認し訂正
- 支給額: 旧「修士 月額10万円・博士 月額18万〜20万円」→ 正: 支給期間別の選択制(月額23万円×1〜2年/21万円×3年/18万円×4〜5年、開始後変更不可)+国際学会出席費用の別途支給
- 支給期間: 旧「修士最長2年・博士最長3年」→ 正: 最終目標学位取得までの最短年限(最長5年の区分あり)
- 採用人数: 旧「年間約30〜40名」→ 正: 募集要項は「若干名」、公式統計で2025年度新規採用6名(応募216名)
- 年齢要件: 旧「45歳未満」→ 正: 博士は入学時35歳以下・修士は入学時30歳以下
- 併用: 旧「学振DCと制限がある場合あり」→ 正: 学振特別研究員・JSTフェローシップ以外の奨学金は受給不可
- 設立背景: 旧「早稲田大学本庄キャンパスとゆかり」→ 削除(公式に記載なし。財団名は創立者の姓に由来)