制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | 電通育英会 |
| 種別 | 給付型(返済不要) |
| 対象 | 対象の国公立高校3年生(学校長推薦・予約型。給付は大学進学後) |
| 金額 | 月額8万円+入学一時金30万円 |
| 返済要否 | 不要 |
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
電通育英会は1963年3月18日に電通の出捐により設立された公益財団法人です。現行の大学給付奨学金は、2008年度から高校3年時に応募する予約方式となっており、全国172の対象国公立高校からの学校長推薦(各校1名)により選考されます。月額8万円に入学一時金30万円が加わり、支給額は民間財団の中でも高い水準です。
支給額・支給期間
- 月額: 8万円(80,000円)、年額96万円
- 入学一時金: 30万円
- 期間: 最長4年間(給付は大学1年の入学時から)
- このほかの支援: 内定者への受験等助成金10万円、海外留学・活動支援制度(奨学期間中累計200万円が上限)
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
採用倍率・採用人数
| 項目 | データ |
|---|---|
| 採用人数 | 100名程度(2027年度採用の募集要項記載)+両親がいない生徒対象の追加推薦枠若干名 |
| 応募人数 | 非公表 |
| 倍率 | 非公表 |
| データ出典 | 電通育英会 大学奨学金 |
このデータについて
募集要項に「2027年度は応募者の中から100名程度を採用」と明記されています。応募経路は全国172の対象国公立高校からの学校長推薦(各校1名)に限られ、これに加えて両親がいない生徒を対象とした追加推薦枠(若干名)があります。
推定される競争率
対象は172校・各校1名の推薦のため、仮に全対象校が推薦しても応募者は172名程度+追加推薦枠にとどまり、そこから100名程度が採用される計算になります。財団選考段階の倍率よりも、校内で推薦枠(各校1名)を得られるかどうかが実質的な関門と考えられます。
応募資格・条件
成績要件
高校2年次までの評定平均が4.0以上(小数第2位を四捨五入)であることが必要です。
家計基準
両親の住民税課税所得の合計が350万円未満相当であることが基準です(兄弟姉妹がいる場合は基準が緩和されます)。
その他の条件
- 全国172の対象国公立高校に在学する3年生であること
- 学校長推薦が必要(各校1名。個人からの直接応募は不可)
- 内定後、財団の指定する大学に合格・入学した段階で正式採用となる指定大学制
- 医・歯・薬・獣医などの6年制学部、通信課程・夜間課程は対象外
申請方法・スケジュール
- 在籍する高校(対象の国公立高校172校)で推薦枠について確認
- 校内選考を経て学校長推薦(各校1名)。公式は「対象とする国公立高校の学校長から推薦された奨学生候補者の中から、当財団選考委員による書類選考、面接選考を経て奨学生内定者とします。」と記載しています
- 応募書類を提出(2027年度採用は2026年6月30日必着)
- 財団選考委員による書類選考・面接選考
- 選考を経て高校3年生のうちに採用内定(内定者には受験等助成金として10万円を給付)
- 財団指定大学に合格・入学した段階で正式採用となり、大学1年の入学時から給付開始
他制度との併用可否
JASSOの給付型・貸与型のいずれとも併用できます。貸与型奨学金はすべて併用可能です。ただし、他のほとんどの給付型奨学金とは併用できません(個別の可否は募集要項で確認してください)。
注意点
- 大学入学後には応募できません(高校3年時の予約型のみ)
- 対象は172の国公立高校に限られ、対象校以外の高校からは応募できません
- 内定しても、財団指定大学以外に進学した場合は正式採用になりません
- 6年制学部(医・歯・薬・獣医等)・通信課程・夜間課程は対象外です
- 大学院給付奨学金(月額10万円・最長2年)もありますが、応募できるのは当財団の大学奨学生のみです
出典・公式サイトリンク
出典: 公益財団法人電通育英会 大学奨学金(2026年7月調べ)
調査ノート
調べたこと
- 現行制度の応募方式(2008年度から高校3年時の予約方式・全国172の対象国公立高校から各校1名の学校長推薦)
- 給付内容(月額8万円・入学一時金30万円・内定者への受験等助成金10万円・海外留学等支援は累計200万円上限)
- 成績基準(高校2年次までの評定平均4.0以上)と家計基準(両親の住民税課税所得合計350万円未満相当)
- 採用予定数(100名程度+追加推薦枠若干名)と応募締切(2027年度採用は2026年6月30日必着)
調べてみて気づいたこと
- 当サイトの旧版を含め、「大学を通じた推薦で主に2年生から採用」という制度像で紹介している情報が見られますが、これは2009年に終了した旧貸与型時代の説明でした。現行の給付型は2008年度から高校3年時の予約方式です
- 「対象校172校・各校1名・個人応募不可」という応募経路の狭さと、「他のほとんどの給付型と併用不可」という条件は、金額だけを見て検討すると見落としやすいポイントだと感じました
調べられなかったこと
- 応募者数・採用倍率(非公表)
- 対象国公立高校172校の一覧
- 財団指定大学の一覧
更新履歴
- 2026年7月22日: 公式サイト・募集要項を確認し訂正(旧記載: 月額7万円・大学を通じた推薦で主に2年生から採用 → 正: 月額8万円+入学一時金30万円・2008年度から高校3年時の予約方式で全国172の対象国公立高校から各校1名の学校長推薦、個人応募不可、給付は大学1年入学時から)。成績基準(評定平均4.0以上)・家計基準(両親の住民税課税所得合計350万円未満相当)・指定大学制・6年制学部等の対象外・併用条件(JASSO給付/貸与とも併用可、他のほとんどの給付型とは併用不可)・受験等助成金10万円・海外留学等支援(累計200万円上限)を追記