制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | 味の素奨学会 |
| 種別 | 貸与型(無利息) |
| 対象 | 理系全般(化学中心)の大学3・4年生、大学院生 |
| 金額 | 大学生 月額40,000〜45,000円 / 大学院生 月額50,000〜55,000円 |
| 返済要否 | 必要(無利息) |
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
味の素奨学会は、味の素グループゆかりの公益財団法人です(前身の鈴木奨学会は1957年設立)。化学をはじめとする理系全般の学科を専攻する大学生・大学院生に、無利息の貸与型奨学金を提供しています。
2026年7月更新: 初版(2026年3月)では「給付型・博士前期月額10万円/後期月額15万円・食/栄養/バイオ分野」と記載していましたが、公式サイトを確認したところ、日本人学生向けの主力制度は無利子の貸与型(大学生月4〜4.5万円・大学院生月5〜5.5万円)でした。全面的に書き直しています。公式サイトのURLも誤っていたため修正しました。
支給額・支給期間
| 対象 | 自宅(同居) | 自宅外(別居) |
|---|---|---|
| 大学生(3・4年生) | 月額40,000円 | 月額45,000円 |
| 大学院生 | 月額50,000円 | 月額55,000円 |
- 利息: 無利息
- 返還: 卒業(貸与終了)の6か月後から開始。貸与期間の5倍以内(最高15年)で、年賦・半年賦・月賦から選択
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
採用倍率・採用人数
| 項目 | データ |
|---|---|
| 採用人数 | 大学生・大学院生あわせて10名程度/年 |
| 応募人数 | 非公表 |
| 倍率 | 非公表 |
| データ出典 | 味の素奨学会 奨学金貸与 募集要項 |
このデータについて
募集要項に「全国から大学生、大学院生合計で10名程度を募集します」と明記されている。初版で記載していた「年間約15〜20名」は根拠が確認できない数字だったため、公式値に修正した。
推定される競争率
全国の理系大学から合計10名程度という枠は、当サイトで調べた貸与型の中でもかなり小規模。大学経由(学長または学部長の署名+指導教官の推薦が必要)のため、実質的な選考は学内推薦の段階から始まっていると考えられる。
応募資格・条件
対象
- 化学をはじめとする理系全般の学科を専攻する、大学3・4年生および大学院生
成績要件
学業・人物ともに優秀で、旺盛な勉学意欲を有することが求められます。大学の長または学部長の署名と指導教官の推薦が必要なため、学内の推薦基準を満たす必要があります。
所得制限
経済的援助を必要とする者であることが応募の条件です(具体的な所得基準額は公表されていません)。
応募方法
必要書類を大学経由で提出します。大学の長または学部長の署名押印と、指導教官の推薦が必要です(個人での直接応募は不可)。
他制度との併用可否
併用の可否は公表資料からは確認できませんでした。大学の奨学金窓口または奨学会への確認が必要です。
味の素奨学会のその他の制度
- 在日留学生向け奨学金(給付型): アジアからの私費留学生等を対象とした給付型制度(2025年度採用10名)。日本人学生は対象外
- 鈴木ナカ記念奨学制度: 別枠の奨学制度
日本人学生が利用できるのは上記の貸与型が中心です。
注意点
- 返済不要の給付型ではありません。 無利息ですが卒業後に全額の返還義務があります
- 対象は大学3・4年生からです(1・2年生は応募できません)
- 大学経由の応募のため、まず在籍大学の奨学金窓口への確認が必要です
出典・公式サイトリンク
出典: 公益財団法人味の素奨学会(2026年7月調べ)
出典: 奨学金貸与 募集要項(味の素奨学会)(2026年7月調べ)
調査ノート
調べたこと
- 制度の種別(無利子の貸与型。給付型は在日留学生向けのみ)
- 貸与月額(大学生4〜4.5万円・大学院生5〜5.5万円、同居/別居で差)
- 採用人数(大学生・大学院生あわせて10名程度、公式明記)
- 返還条件(卒業6か月後から、貸与期間の5倍以内・最高15年)
- 対象(化学中心の理系全般、大学3・4年生と大学院生、大学経由の推薦制)
- 公式サイトの正しいURL(ajischolarship.com)
調べてみて気づいたこと
- 当サイトの初版も「給付型・食/栄養/バイオ分野」と思い込みで書いてしまい、全面訂正した経緯があります。企業ゆかりの財団でも日本人学生向けの主力が無利子貸与型というケースはあり、「民間財団の奨学金=給付型」という先入観は危ういと実感した制度でした(給付型は在日留学生向けのみ)
- 返還期間は「貸与期間の5倍以内(最高15年)」という、借りた期間に連動する決め方でした。2年借りたら10年以内、という計算になる仕組みで、年数が固定されている制度とは返済計画の立て方が変わってきます
調べられなかったこと
- 応募・選考の年間スケジュールの詳細
- 返還免除制度の有無
- 推薦枠のある大学の範囲
- 具体的な所得基準
更新履歴
- 2026年7月: 全面改訂。初版の「給付型・博士前期10万円/後期15万円・食栄養バイオ分野・年15〜20名」はいずれも公式と一致せず、正しくは「無利子貸与型・大学生4〜4.5万円/院生5〜5.5万円・理系全般・10名程度」。公式サイトURLも「ajinomoto-scholarship.or.jp」(存在しないドメイン)から「ajischolarship.com」に修正。給付型として扱っていた比較表・集計記事からも除外した