制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | 早稲田大学 |
| 種別 | 給付型(返済不要) |
| 対象 | 一都三県(東京都[島しょ部除く]・埼玉県・千葉県・神奈川県)以外の国内高校出身者 |
| 金額 | 学部別定額(年額45万円/65万円/70万円) |
| 返済要否 | 不要 |
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
「めざせ!都の西北奨学金」は早稲田大学の代表的な予約型給付奨学金です。入学試験の出願前に申請し、入学前に採否が分かるため、経済的な見通しを立てた上で受験できる点が特徴です。
支給額・支給期間
支給額は学部別の定額制です。初版では「半期分の授業料相当額(年額最大約70万円)」と書いていましたが、現在の公式ページでは学部ごとの定額として示されています。
| 学部 | 年額 |
|---|---|
| 政治経済・法・文化構想・文・教育(文系)・商・社会科学部 | 45万円 |
| 人間科学・スポーツ科学・国際教養学部 | 65万円 |
| 教育(理系)・基幹理工・創造理工・先進理工学部 | 70万円 |
- 期間: 正規の標準修業年限内(休学期間を除く4年間)。各学年で継続判定があります
※ 掲載金額は調査時点のものです。年度により変更される場合があります。
採用倍率・採用人数
| 項目 | データ |
|---|---|
| 採用候補者数 | 1,200名(第一回900名+第二回300名、2027年度入試対象) |
| 応募人数 | 非公表 |
| 倍率 | 非公表 |
| データ出典 | 早稲田大学 めざせ!都の西北奨学金 |
このデータについて
公式ページに募集2回制であることと、第一回900名・第二回300名という回別内訳が明記されています。以前は「約1,200名(概算)」として推定扱いにしていましたが、内訳まで公表された確定値のため推定フラグを外しました。当サイトで調査した給付型の中では最大規模の採用枠です。
推定される競争率
一都三県以外の国内高校出身者という地理的条件で母数が絞られるものの、該当する受験生は数万人規模です。出願前に申請する手間が応募者数を絞る一方、採用候補者1,200名という大きな枠が用意されているため、家計基準を満たす受験生にとっては候補になりやすい制度です。倍率の公式値は非公表です。第二回(300名)は第一回(900名)より枠が小さい点は意識しておく必要があります。
応募資格・条件
出身校要件
- 一都三県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)以外の国内高校出身者
- 東京都のうち島しょ部の高校出身者は対象になります
「首都圏外」と一括りにされがちですが、東京都でも島しょ部は対象という細かい線引きがあります。
所得制限
- 家計基準あり(具体的な年収上限は公式ページ上では確認できませんでした。年度の募集要項を確認してください)
成績要件
- 公式ページは対象を「学業成績が優秀である」者と記述しています(評定平均などの数値基準は公式ページ上では確認できませんでした)
- 採用後は各学年で継続判定があります
対象入試
- 一般選抜、大学入学共通テスト利用入試のほか、総合型選抜、学校推薦型選抜、系属校推薦入試(大阪・佐賀)も対象です
出典: 早稲田大学 受験生向け奨学金案内(2026年7月調べ)
申請方法・スケジュール
2027年度入試対象の募集は2回制です。
| 回 | 申請期間 | 採用候補者数 |
|---|---|---|
| 第一回 | 2026年10月5日〜11月4日 | 900名 |
| 第二回 | 2026年12月15日〜2027年1月20日 | 300名 |
- 入試出願前に奨学金の申請を行う
- 書類審査により採用候補者を決定
- 採用候補者として通知を受けた場合、対象入試に合格・入学手続きを行うことで正式採用
申請してから入試を受けるという順序が特徴的です。
他制度との併用可否
- JASSO給付奨学金(高等教育の修学支援新制度)との併用は可能ですが、併給調整があります
- 修学支援新制度による授業料減免額が本奨学金単体の支給額に満たない場合、本奨学金単体の支給額までを併給額として支給する調整方式です
- 早稲田大学の他の奨学金制度との併用可否は制度によります
注意点
- 予約型のため、申請時期を逃すとその年度の入試では利用できません(2回制のため第一回を逃しても第二回に申請できますが、枠は300名と小さくなります)
- 各学年で継続判定があります。学業成績や家計状況により継続が認められない場合があります
- 対象入試は一般選抜に限りません(総合型選抜・学校推薦型選抜・系属校推薦入試[大阪・佐賀]・共通テスト利用も対象)。初版では「一般選抜での入学が条件」と書いていましたが、公式の対象入試はより広い範囲でした
- 早稲田大学にはこのほかにも「小野梓記念奨学金」「大隈記念奨学金」など多数の給付型奨学金があります
出典・公式サイトリンク
出典: 早稲田大学 めざせ!都の西北奨学金(2026年7月調べ)
出典: 早稲田大学 受験生向け奨学金案内(2026年7月調べ)
調査ノート
調べたこと
- 支給額が学部別の定額制であること(45万円/65万円/70万円の3段階)
- 募集が2回制であることと回別の採用候補者数(第一回900名+第二回300名=1,200名)
- 対象入試の範囲(一般選抜・共通テスト利用に加え、総合型選抜・学校推薦型選抜・系属校推薦入試[大阪・佐賀]も対象)
- 東京都島しょ部の高校出身者は対象に含まれること
- JASSO給付奨学金(修学支援新制度)との併給調整の仕組み
- 支給期間の正確な表現(正規の標準修業年限内・休学期間除く4年間・各学年継続判定)
調べてみて気づいたこと
- 同じ「地方出身者向けの入試前予約型」でも、慶應の学問のすゝめ奨学金が一般選抜限定なのに対し、こちらは総合型選抜・学校推薦型選抜・系属校推薦入試まで対象です。当サイトの初版は「一般選抜での入学が条件」と書いており、似た制度からの類推で書くと間違えるという見本になりました
- 対象地域の線引きに「東京都のうち島しょ部の高校出身者は対象になる」という細かい例外があります。「首都圏外が対象」という一括りの説明では拾えない部分で、要項レベルまで下りて確認する意味を感じました
- 募集が2回制で、秋の第一回(900名)を逃しても年明けの第二回(300名)に申請できます。「予約型=秋の一発勝負」という思い込みを外してくれる設計ですが、第二回の枠は第一回の3分の1です
調べられなかったこと
- 家計基準の年収上限の具体値
- 評定平均等の数値基準(公式ページの記述は「学業成績が優秀である」という表現まで)
- 「父母(またはそれに代わる者)の居住地が一都三県以外」という要件の実在 — 初版ではこの要件を応募資格として記載していましたが、公式ページ上では確認できませんでした。募集要項PDF(外部ファイル共有サービスでの配布)を今回確認できていないため、要項での有無は未確認です
更新履歴
- 2026年7月22日: 公式サイトを確認し、以下を訂正しました。
- 金額: 旧記載「半期分の授業料相当額(年額最大約70万円)」→ 正: 学部別定額制(45万円/65万円/70万円)
- 対象入試: 旧記載「一般選抜での入学が条件(推薦・AO対象外の場合あり)」→ 正: 総合型選抜・学校推薦型選抜・系属校推薦入試(大阪・佐賀)・共通テスト利用入試も対象
- 募集: 2回制(第一回900名+第二回300名)であることを追記。採用候補者1,200名は回別内訳まで公表された確定値のため、推定フラグを解除
- 対象地域: 東京都島しょ部の高校出身者は対象になる点を追記
- 成績: 旧記載「特段の成績基準は公表されていません」→ 公式は対象を「学業成績が優秀である」者と記述しているため表現を修正
- 併用: JASSO給付型と併用可能だが併給調整がある点を追記
- 父母の居住地要件: 公式ページ上で確認できなかったため、応募資格から調査ノートへ移動